クリプトコッカス症

クリプトコッカスという真菌(カビ)を吸引することで引き起こされる感染症です。
通常、空気中に浮遊している少量を吸い込んだ程度では、免疫によってほとんどが発症することはありませんが、別の疾患などによって免疫力が低下していると発症してしまうことが有ります。

症状

・粘度が高いドロドロとした鼻水や鼻血がでる
・呼吸器障害
・鼻や目の腫れ など
重症化すると肉芽腫や脳炎、髄膜炎を引き起こすこともあります。

原因

クリプトコッカスは、主に鳥糞などで発育して空気中や土などに広く存在します。これらを吸引することで感染します。
健康であれば感染しても症状が出ることはないと言われていますが、猫白血病(FeLV)や猫エイズ(FlV)などの基礎疾患を抱えている場合には強く症状が出る場合があるようです。

治療

主な治療は真菌に対する抗生剤を用いた投薬治療です。それに加えて、現れている症状に対しての対症療法も行われます。
そのときにどんな症状が出ているかによって治療が変わります。

予防

クリプトコッカスを予防するワクチンはなく、また自然界に広く存在する菌なので完全に予防することはとても難しいです。
鳩の糞を媒介とするため、鳩の糞に近づかないようにする・させる、鳩な多い場所にも行かない・行かせないといったことが重要になります。
完全室内飼いであったとしても、ベランダに鳩が来て感染してしまったという例も報告されているようなので、安心は出来ません。飼い主さんの行動にも注意が必要です。