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多頭飼育崩壊

ここ数年、多頭飼育崩壊という言葉をニュースなどでも目にする機会が増えてきました。
多頭飼育崩壊とは読んで字のごとく、猫や犬が管理しきれないほどにまで増えてしまい手が付けられなくなっている状態のことです。
何故、多頭飼育崩壊となってしまうのか。きっかけは2匹や3匹飼い始めたこと、拾ってきたり買ってきたりしたペットを避妊・去勢せずに飼い続けどんどん数が増えていってしまい悲惨な状況に陥ってしまうのです。
オスメスの2匹を飼い始めた場合、初めの出産は1匹なので数匹ですが、その後はその子供「達」が出産するので雪だるま式に増えていきます。
手に負えなくなったら最後です。そこから飼い主がどうこう出来る訳ないので、なすがままどんどん数が増えていき状況は悪化の一途をたどります。
発覚するのは大抵近隣住民からの通報によるものです。
・兵庫県神戸市の市営住宅で猫53匹
・東京都青梅市で猫約30匹
・大阪府枚方市で猫約60匹
・北海道のマンションで猫49匹   etc
戸建だけでなく集合住宅でも崩壊が起きていて、近隣への匂いや虫などの被害がひどいところもあるようです。最終的には行政やボランティアにより猫達は保護されますが、とんでもなく劣悪な環境におくこと自体立派な虐待です。
普通であれば最初の出産時に子供を里親に出したり、里親に出さなくても自分で管理出来ない状態になる前にこれ以上増えないよう対策をとるのではないかと思いますが、崩壊させてしまう人たちにはそれが出来ないのです。
手術をするのがかわいそうだと言っている人をテレビで見ましたが、それで増えてしまった子供達はろくにお世話をしてもらえず、劣悪な環境の中で生活をしなければなりません。一体どちらのほうがかわいそうなのでしょうか。
親族や近隣にそのような人がいたら気にかけてあげ、ご自身で引き取りをしないまでも悲惨な状態にならないよう手を差し伸べてあげて下さい。

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