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猫の病気〜前庭性疾患〜

前庭疾患

前庭とは内耳の一部で、三半規管とともに平衡感覚の感受を行う部分です。
前庭疾患とは、その前庭神経に異常をきたし斜頸や眼球震盪などの症状が起こる病気です。
※「斜頸」しゃけい…首をかしげた状態のままでいること
※「眼球震盪」がんきゅうしんとう…自分の意志と関係なく眼球が動くこと
犬は老犬になると発症しやすいと言われていますが、猫は年齢に関係なく発症すると言われています。

症状

・斜頸
・眼球震盪
・ふらふらと歩く、横に倒れるなどの歩行異常
・よだれがでる
・嘔吐  など

原因

外耳炎、中耳炎、内耳炎、耳腫瘍などの炎症が前庭神経にまでおよぶことで神経が炎症してしまうこともあれば、原因が特定できないことも珍しくありません。原因がわからない場合には、特発性前庭疾患と呼ばれることもあります。

治療

どのような症状がでているかによって対症療法が行われます。
外耳炎などが原因である場合には、原因への治療が行われます。

予防

耳の病気が原因となる場合があるため、それらの予防を行うことが必要です。正しい方法で耳のケアをしてあげましょう。
また、原因不明な場合には要望のしようがないので、症状があらわれたら見逃すことがないよう注意してあげてください。

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