2020.11.19
こんにちは。NPO法人ねこほーむです。
本日もねこほーむで生活をしている猫ちゃんの様子をお知らせしていきたいと思います。
猫ちゃんがどんな場所で生活しているのか、飼い主さんやこれからお預けを希望の方のご参考にして頂ければと思います。
リキ君
東京都新宿区から新しくお引き取りしましたリキ君です。
20歳と超高齢猫となります。
ねこほーむでは入所時には必ず血液検査を行っていますが
勿論リキ君にも変わらず検査をしてもらっています。
獣医師さん曰くですがこのくらいの高齢猫になりますと血管が細く
採血するのも一苦労だそうです。
いつもしっかりと検査してもらい本当に感謝です。
さて、リキ君の検査結果ですがウイルス検査は特に問題無く
猫エイズも猫白血病も陰性が出てくれました。
何度検査をしても、ウイルス検査の結果が出る時はドキドキします。
ねこほーむで引き取る猫ちゃんは基本的には室内の猫ちゃんばかりですので
だいたいの確率で陰性が出るのですが、やはり100%という事はありませんから。
CBC、生化学検査についてはやはり年齢も年齢なだけに参考基準値の数値をオーバーしている箇所がいくつかありました。
一番引っかかっていたのはクレアチニン(CRE、腎臓の数値)です。
やはりこのくらい高齢猫ちゃんですと予感はしてましたが腎不全でした。
数値としてはクレアチニンが4.5とステージとしては3に相当しますが
いつステージ4になってもおかしくない数値が出ました。まだお預かり間もないですが大変ショッキングな結果でした。
獣医師さん、飼い主さんと相談しとりあえず毎日皮下捕液を行い
一週間分の薬も処方されましたので1週間投薬を続け再度検査をする事となりなした。
今まではご自宅で飼っていた際はそこまで大きな変化はなかったことです。
猫は基本的に症状を隠す動物ですので致し方ないのかと思います。
ただ、環境がわ変わりリキ君にとってストレスがどの位の物なのかはもう少し様子を見なければ
分かりませんが、環境が変わり多大なストレスがかかる事により
病気がとても早く進行してしまう事は今までも何度もございました。
飼い主さんと相談の結果、ご飯だけは今までと変わらず好きなものを食べて欲しいという事ですので
食事療法はしないですがなんとかもう少し持ち直してくれることを願うばかりです。
ただ、当のリキ君はそこまでぐったりしたり、苦しそうにしているという事は有りません。
今後も引き続き見守っていきたいと思います。
コロちゃん
神奈川県平塚市より引き取りのコロちゃんです。
コロちゃんがねこほーむに来てから既に6年が経過しています。
ねこほーむの中でもまあまあ古株な猫ちゃんです。
年齢は現在15歳となりまして、コロちゃんも立派な高齢猫ちゃんとなります。
コロちゃんは入所時の検査でも特に異常はありませんでしたし
6年間現在に至るまで特に体調が悪くなったという事もありません。
コロちゃんは飼い主さんがペット不可の高齢者施設に入所する事となりまして
ご予算や場所の兼ね合いもあり、コロちゃんを連れて行けると事がなくコロちゃんを預ける決断をされたそうです。
施設の場所が東京都ですので、会いに行ける距離という事で東京都内で探されたそうです。
実際にお預かりしてからおおよそ半年に一度くらいのペースで面会にお越しになって下さいます。
いつもお越しになるたびに、他の猫ちゃんの分やスタッフにまでたくさんの差し入れを下さり本当にありがとうございます。
コロちゃんですが飼い主さんがお越しになると、いつもとは違った声で鳴いてたくさん甘えております。
昔の言葉で「猫は3日もすれば忘れる」と言ったような事もありますが
コロちゃんには全く当てはまらない言葉の様です。
飼い主さんから直接手渡しでおやつをもらっている時は本当に嬉しそうです。
我々スタッフが上げる時とは、満足度が違うはずです。
普段の様子ですが、他の猫ともとても仲が良いです。
特にサンペイ君と仲が良いようでして、一緒に寝ている姿を見るとほのぼします。
コロちゃんは基本的に仲が悪い猫ちゃんはおりませんので基本誰とでも仲良くすることが出来ています。
ただ、コロちゃんですが入所時はとても緊張状態にありましたので
2週間近く自発的に食べてくれるという事はありませんでした。
特に隣のケージの猫が少し動くだけでも敏感に反応し「シャー」と怒っていましたので
なかなか猫同士で慣れるのは難しいのかな?とも思っておりましたが
ある日を境に急に猫も平気になってくれてビックリしましたが少し安堵する事が出来ました。
本日は以上となります。また更新致します。
関連記事